2017年

6月

20日

AIとIoTは高度なアナログで覚醒する

 アナログ・デバイセズ(ADI)さんの記事広告の取材で、同社 社長兼CEOのVincent Roche氏にインタビューする機会を得ました(参照記事)。2017年3月にリニアテクノロジー(LTC)の買収を完了して、高性能アナログの盟主のとしての座を固めました。

 

 買収する以前、ADIもLTCも経営が行き詰まっていたわけではありません。来たるべき、AIとIoTの時代により有利なビジネスをするための買収だったといいます。何という貪欲さ。確かに、AIは膨大なデータを学んで、価値の高い情報処理をするのですから、データの収集口にあるアナログはとても重要です。また、情報処理した結果を、現実世界にフィードバックするときにもアナログを経由することになります。AIやIoTそのもののビジネスは、レッドオーシャンの様相を呈していますが、アナログは同社にとってのブルーオーシャンとなったのかも知れません。

2017年

6月

19日

ルネサスの復活は本物か?

 日経テクノロジーオンラインのコラム、テクノ大喜利で「ルネサスの復活は本物か?」と題して議論した記事の掲載を開始しました。

 

 ここのところのルネサスは、業績も回復し、産業革新機構や親会社の持ち株比率の削減が発表されるなど、本格的な復活の兆しを見せています。今回の議論では、この復活が本物なのか、さらには将来に向けて成長基調に入っていくのかを議論しました。苦しんでいた企業が元気になることはうれしいことです。ただし、苦境の中にいた時に、競合はさらに強力になっています。成長市場で、以前は考えても見なかったような競合を相手に、ルネサスがどのような手を繰り出すのか、大いに期待しています。ご一読ください。

2017年

6月

12日

IoTの成否を決める「電源問題」の諸事情

 日経テクノロジーオンラインの特設コラムで、「IoTの成否を決める「電源問題」の諸事情」と題した3回シリーズの記事の掲載を始めました。

 

 IoTでは、あらゆるものをインターネットにつなくわけです。そこに組み込む電子回路を動かす電力をどのように供給するかは、大問題です。頻繁に交換する必要があるバッテリーでは使い勝手は悪くなりますし、電源線を引き回すのでは利便性を著しく損なってしまいます。この記事では、こうした課題にどのように立ち向かっていくのか、さらにはその解決策として期待されているエネルギーハーベスティング技術の開発と利用は、どの程度まで進んでいるのか。赤裸々にレポートしています。ぜひ、ご一読下さい。

2017年

6月

09日

あなたの知らないロボットの世界

 日興アセットマネージメント様のお招きで、「あなたの知らないロボットの世界」というタイトルで講演をさせていただきました。ロボット産業を対象にしたファンドを営業している方々を対象にしたセミナーでした。

 

 ハイテク産業は、成長の妙味はありますが、一般的には分かりにくい分野です。確かに、ロボットは、ファンド向きのテーマだと思います。講演では、ロボット産業は成長確実な産業であることを前提にして、動きを正しくつかんで評価することが難しいこと、その一方で思っても見なかった切り口での成長企業が現れる可能性があることなどをお話ししました。こうしたテクノロジーを語らなければならないが、最新の動きが説明しにくい分野でのこうしたセミナーはとても有効だと思います。

2017年

6月

07日

DC48V駆動で激変する自動車電装設計

 日経テクノロジーオンラインの特設コラムで、「DC48V駆動で激変する自動車電装設計」と題した3回シリーズの記事の掲載を始めました。

 

 現在、欧州の自動車業界を中心に、クルマの中の電装品を駆動する電圧を従来の12Vから48Vへと引き上げる動きが加速しています。48V化することで、マイルドハイブリッドと呼ぶ簡易的なハイブリッド車が簡単に作れるようになると共に、電動ターボや電動サスペンションといった走りをよくする機能を搭載することもできるようになります。この分野はかつて、トヨタ自動車が42V車を投入して先行していたのですが、今は休止状態です。48V対応の部品などが出回ると、ロボットや産業機器などにもその恩恵が波及するといいます。これからの電機業界の行方を左右する技術です。ご一読ください。

2017年

6月

03日

いよいよフレキシブルな時代到来

 半導体製造蔵置の業界団体であるSEMIが主催するフレキシブル・ハイブリッド・エレクトロニクス(FHE)に関する国際カンファレンス「2017FLEX Japan」のレポート記事を執筆させていただきました(レポート1レポート2)。

 

 日本ではまだまだ研究段階だと思いがちなFHEですが、海外の研究機関が医療・ヘルスケア用や軍用として、実用化間近の技術として開発に取り組んでいることを知って、とても驚きました。はっきり言って、日本より海外の方が進んでいます。製造装置や材料、さらにはフレキシブルなデバイスを活用したサービスまで、エコシステムが着実に形成されつつあることを感じました。是否ご一読ください。

2017年

5月

23日

AIで崩壊?ニッポンの製造業

 日経テクノロジーオンラインのコラム、テクノ大喜利で「AIで崩壊?ニッポンの製造業」と題して議論した記事を掲載いたしました。

 

 様々な分野での活用が検討されているAIですが、ICTベンダーが実施する数々の実証実験で、その得意分野が明確になってきました。その結果、暗黙知に基づく作業や工程、部品間での複雑な擦り合わせこそが、AIの得意技であることが分かってきました。こうした、擦り合わせは、日本のものづくりの競争力の源泉と言われてきたことです。AI活用の拡大は、日本の製造業のあり方を根本的に変えてしまう可能性があります。かなりの問題作だと思います。ぜひ、ご一読ください。

2017年

5月

22日

AI時代の組込みのお仕事

 ユークエストさんのホームページで連載させていただいているコラム「組込みの輪郭」で、「徹底予習:AI時代の組込みシステム開発のお仕事」というテーマで記事を執筆いたしました。

 

 ルネサス エレクトロニクスが4月に開催したプライベートイベントでも、組込みシステム向けのAI技術が発表されていました。IoTシステムのエッジ側に置く機器に組込むことを想定した、AIチップの開発も積極的に進められています。既に先行しているAIシステム開発では、プログラム開発からデータの収集・学習へと仕事の力点が移っています。今回の記事では、組込みシステム開発のエンジニアは、AI時代には何を強みにして仕事をしていくことになるのかを解説しました。ご一読いただけると幸いです。

2017年

5月

08日

ここは竜宮小僧の棲み処か

 ゴールデンウィークに実家がある浜松に帰省しました。ついでに、現在放映中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台になった浜名湖北部の引佐町 井伊谷に行ってきました。

 

 さすがに、大河ドラマ効果で、ここにこんな多くの人がいるのを生まれてこの方見たことがないといった状況でした。井伊谷には、竜ヶ岩洞という鍾乳洞があります。小学校の遠足でいったきり、訪れることもなかったのですが、久しぶりに入る鍾乳洞はこんな長かったのかと思えるほど壮大でした。洞窟の中には、とても大きな滝があるのですが、ここは撮影禁止で残念でした。一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

2017年

4月

17日

どうなる、東芝メモリ(仮)

 日経テクノロジーオンラインのコラム、テクノ大喜利で「どうなる、東芝メモリ(仮)」と題して議論した記事を掲載しました。

 

 経営難に陥った東芝の窮地を救うべく、4月1日に分社化して間もない東芝メモリの株式の過半が、外部に売却されることが決まっています。世論は、同社の事業価値の高さや重要性は認めながらも、大会社の東芝から追い出されてかわいそうといった同情論が多いように見えます。しかし、私は、これは飛躍の契機になるのではと思っています。今回のテーマでも、おなじみの大喜利メンバーが、それぞれの視座から、率直な意見を披露しています。中には、思ってもみなかった気づきも多く含まれています。ぜひ、ご一読ください。

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2017年

4月

07日

弊社が企画・制作した記事広告、日経BP Marketing Awards受賞!!

 弊社が企画・制作した、アルプス電気様の「圧接コンタクト 「micro clip」」の記事広告が、「第3回(2017年)日経BP Marketing Awards」のストラテジック部門 優秀賞を受賞いたしました。

 

 この記事広告は、アルプス電気様が、同社の機械加工技術の粋を結集して開発した、電子機器の基板間コンタクト部品に関するものです。実はこの部品、開発したアルプス電気様自身も、技術には自信があるものの、どの位の市場価値があるのか分かりかねていた製品でした。私たちは、数多くの電子機器の内部をよく知る分解のプロと、電子回路設計のプロを招聘。開発者とガチンコの座談会を開いて、応用の広がりや活用のメリットを探り出しました。そして、その様子を3回シリーズの記事広告にまとめ、技術誌に掲載いたしました。

 

 アルプル電機様によると、記事の反響はすさまじく、思ってもみなかったようなところからも問い合わせや商談が舞い込んだと言います。私たちも、このような素晴らしい企画に参加できる機会をいただき、とても光栄であり、感謝しております。今後も、こうした優れた技術の価値を伝える、ひと味違うコンテンツを企画・制作していきます。ご期待ください。

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2017年

4月

06日

桜は石垣やお堀とよく似合う

 桜が満開になりました。開花予想にだまされて、お花見はもう随分前に済ませてしまいましたが、それでも満開になれば春を実感して心が晴れやかになります。

 

 写真は、赤坂見附の弁慶橋の桜です。千鳥ヶ淵もそうですが、桜は石垣やお堀とよく合いますね。ただ自然であるだけでもなく、完全な人工物というだけでもない、両者が絶妙に融和した景色がとても好きです。東京は、世界の中でも有数の自然と人が融和した都市だと思います。この季節に海外から訪れている観光客が嬉々として写真に収めている様子を見ると、そのことをとても誇りに感じます。

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2017年

3月

20日

トランプ大統領で電子産業はどう変わる

 日経テクノロジーオンラインのコラム、テクノ大喜利で「トランプ時代の歩き方」と題して議論した記事を掲載しました。

 

 就任以来、何かと話題の米国のトランプ大統領ですが、打ち出す政策がハイテク産業に厳しく、旧来の産業にやさしく見えます。では、アナリストや技術者、大学教授など視座の異なる人たちは、電子産業への影響をどのように見ているのか、ブレインストーミングしたのが今回の記事です。テレビのニュースなどでは、同一論調の批判ばかりが目につきますが、今回は客観的かつ多角的な視点を数多く抽出できたかと思います。ぜひ、ご一読ください。

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2017年

3月

17日

触覚の時代がやってきた

  TELESCOPE Magazineで、「デジタル化した触覚がUIとメディアを変える」と題した連載を3回シリーズで開始しました。最近、スマートフォンのユーザーインタフェースや、VRゲーム機などに利用されて体験する機会が増えた触覚フィードバックの動向をまとめた記事です。

 

 人間は、五感で周辺状況を察知しているといながら、得ている情報の大部分を視覚と聴覚から得ています。では、他の感覚が不要なのかと言えばそうではありません。特に触覚は、実体感を感じるために欠かせない感覚です。触覚を電子的に自在に操ることができれば、実体感が伴うUIやメディアを生み出すことができます。とても未来的な話題が多い分野です。ぜひ、ご一読ください。

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2017年

3月

02日

遺伝子治療がすごいことになっている

 Telescope Magazineのインタビューで、遺伝子治療の権威である自治医科大学の村松慎一特命教授にお話しをうかがい、「生きるための体の働きを取り戻す遺伝子治療、難病の根治には手が届きかけている」と題した記事を掲載いたしました。

 

 日本では、先端医療というと、iPS細胞を中心とした再生医療に目が行きがちですが、実は遺伝子治療が驚くほどの進歩を遂げているようです。すでに、パーキンソン病の治療では多くの実績を上げ、筋萎縮性側索硬化症(ASL)やアルツハイマー病など、体内で生成される酵素が治療の鍵となる疾病への応用が期待されています。

 

 遺伝子治療のすごいところは、一度治療すると、その効果が一生続く点です。アルツハイマー病では、予防策としても効果的ではと考えられています。私も、そろそろ事前に対策したいと真剣に思いました。治験や認可など実用化に向けたハードルは高いですが、とても期待しています。ご一読いただけると幸いです。

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2017年

3月

01日

世界の半導体産業のトップ企業が東北に結集

 日経テクノロジーオンラインに、「世界の半導体産業のトップ企業は今、なぜ東北に結集しているのか」と題した記事を掲載させていただきました。東北大学が母体の産学連携拠点、国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)の遠藤哲郎氏をインタビューした記事です。

 

 CEISの目的は、日本のこれまでの多くの半導体コンソーシアムとは異なり、日本の半導体産業の再興を目的の第一に掲げるのではなく、世界の半導体産業が直面する課題の解決にあります。このため、世界中から半導体産業のトップ企業が続々と集結しているのです。とても志の高いお話しが聞けました。ご一読いただけると幸いです。

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2017年

2月

27日

半導体の応用2本柱、イノベーションへの指針

 SEMI Japanのメールマガジン「SEMI通信」2月号に、弊社が執筆した昨年末に開催されたSEMICON Japan 2016のキーノートスピーチのレビュー記事「コンピューターとメディア、今こそ再発明の時」を掲載していただきました。

 

 コンピューターとメディアは、半導体の応用の中で、もっとも重要なもの2つではないでしょうか。それらが今、これまで半世紀にわたって改善し続けてきた技術を、コンセプトのレベルから変えようとしています。今回の記事では、対照的な二人の講演者が打ち出す、新時代を切り開く視点をまとめました。いずれも、気付きに満ちた内容です。ご一読いただけると幸いです。

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2017年

2月

23日

IoTに挑む大企業とベンチャー

 半導体関連企業の業界団体であるSEMI Japanが発行する「WORLD OF IOT通信」の2017年 第1号に、弊社が執筆した、SEMICON Japan 2016でのIoT関連技術とベンチャー企業の技術のレポート記事「WORLD OF IOTは新技術と人事業の検証の場」が掲載されました。

 

 IoTは、とても裾野が広いコンセプトで、しかも新しく挑戦すべき技術課題が数多くあります。会場では、大企業からベンチャー企業まで、それぞれの持ち味を生かした、おもしろい技術が数多く展示されていました。特に大企業の展示では、こうした展示会で商談を進めるというより、新しい技術やサービスの市場性や課題を検証をしている様子が印象的でした。ご一読ください。

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2017年

2月

22日

シンガポールに活路を求める日本企業の記録

 弊社が編集協力させていただいた、日経BP総合研究所編の書籍「「イノベーション大国」次世代への布石」が発行されました。シンガポールに進出した日本企業の進出意図、現地での事業の様子、事前の期待通りだった部分や違った部分などを、現地駐在の方々のインタビューを通じて、赤裸々にレポートしています。

 

 副題に、「異次元の成長を遂げたシンガポールの未来戦略と日本の活路」とあるように、日本では考えられない産業振興の制度や地の利を活かした事業の実際を描き出した、珍しい本だと思います。弊社は、ここに登場する16社のうちの何社かのレポートを執筆したのですが、きれいごとだけでは済まない世界進出した日本企業の現地の生の声に、新しい気づきの連続でした。ご一読いただけると幸いです。

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2017年

2月

20日

丸わかり!! IoT入門

 洋泉社のムック「丸わかり!! IoT入門」の中で、IoTでのセンサーの役割と最新の動きの解説を執筆させていただきました。

 

 IoTは、全体がどのような技術やサービスで構成されているのか、全体像を体系的につかみにくいのですが、このムックでは、極めて端的に上手にまとまっていると思います。また、最新のトピックスも盛り込まれているため、知ったかぶりになれる豆知識も満載です。価格は税別で1300円です。ご興味のある方、ご購読いただけると幸いです。

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