アナログ・デバイセズ(ADI)さんの記事広告の取材で、同社 社長兼CEOのVincent Roche氏にインタビューする機会を得ました(参照記事)。2017年3月にリニアテクノロジー(LTC)の買収を完了して、高性能アナログの盟主のとしての座を固めました。
買収する以前、ADIもLTCも経営が行き詰まっていたわけではありません。来たるべき、AIとIoTの時代により有利なビジネスをするための買収だったといいます。何という貪欲さ。確かに、AIは膨大なデータを学んで、価値の高い情報処理をするのですから、データの収集口にあるアナログはとても重要です。また、情報処理した結果を、現実世界にフィードバックするときにもアナログを経由することになります。AIやIoTそのもののビジネスは、レッドオーシャンの様相を呈していますが、アナログは同社にとってのブルーオーシャンとなったのかも知れません。