コンサルタントとしての代表的な実績例

液晶パネル・メーカーの事業戦略研究

 2006年当時の5大液晶パネル・メーカー、SamsungLGAUOCMO、シャープの事業の違いと行く末の見通しを調査し、レポートとして発刊した。ミッション、市場環境、技術戦略、製造戦略、製品戦略、販売戦略、財務戦略、事業体制の8つの側面から各社の違いを浮き彫りにした。この中で、テレビ事業の部品内製業として液晶パネル事業を位置づけていたシャープが、いずれ行き詰まりに至ることを予見した。

 

半導体デバイス設計のためのIPニーズ調査

 システムLSIの設計に必要な設計資産(IP)として、どのようなものが求められているのかを調査し、レポートとして発刊した。テレビ、携帯電話、車載機器、パソコンなど機器の技術トレンドを明確にし、その中でシステムLSIに搭載すべき機能とその搭載形式、仕様、求められている取引条件などを見通した。

 

大手半導体メーカーの新デバイスのブランディングと

エコシステムの確立に向けたオウンドメディアの設計と運営

 開発環境のプロバイダや技術支援企業などの存在が欠かせない新デバイスをプロモーションするため、関連企業の情報提供の場となる独自のネット・メディアを設計し、運営スキームを策定した。マスメディアとの連携やセミナーのようなリアルなプロモーションとの役割分担を明確にし、目的と手段の整合性を明確にした。

 

大手電機メーカー系システム設計会社の技術PRコンサルティング

 具体的な製品がない、システム設計請負事業の技術力をアピールするための手法を策定した。特に、エンジニアリング部門が、定常的に技術力を訴求できることに留意し、運営のスキームも考えた。同時に、技術者を対象にした情報公開に向けたコンテンツ作成のコーチングも実施した。

 

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 様の

事業対象となるベンチャー企業の事業推進に向けた

マーケティング活動のコンサルティング

 優れた技術を保有しているが、マーケティング機能を持っていないため、事業で苦戦しているベンチャー企業を対象にした技術広報手法のコンサルティング。主に大学発のベンチャー企業が、大きな負担を強いられることなく、効果的なマーケティング活動を進めるためのスキームを策定した。

 

大手機械メーカーが開発した新技術を液晶パネル業界に

販売するためのビジネス・モデル策定支援

 大手機械メーカーの研究開発部門が開発した新技術を、不案内な市場で事業化するためのビジネス・モデルの策定を支援。クライアント社内のリソース、ターゲット市場のニーズ、競合分析などによる技術の市場価値査定、ターゲット業界の商慣習などの調査結果を分析し、適切なビジネス・モデルを導き出した。

 

中堅製造設備メーカーの新技術を

事業化するためのビジネス・モデル策定支援

 既存の顧客に対して、まったく新しいコンセプトの技術を盛り込んだ装置を販売しようとしているクライアントを対象にして、既存事業との整合性、利益の最大化、顧客の拡大などにつながるビジネス・モデルを策定した。

 

ものづくり企業のための中国研究会

 中国で、顧客企業や現地パートナ企業を探す日本のものづくり企業のための技術ニーズ調査の手法を、マルチクライアントで検討する研究会を主催。統計資料の取り扱い方、現地で市場調査するための手法、情報源の選定方法、情報分析の視点、情報の確度を上げるための手法などを確立した。