ダントツ半導体メーカーが闊歩する時代

 ここ数年間、半導体業界ではM&Aが立て続けに起きてきました。その結果、特定分野でダントツに強い半導体メーカーが生まれるようになりました。今や、1位企業のシェアが2位をダブルスコア、トリプルスコアで引き離し、市場で君臨するようになっているのです。

 莫大なデータを扱うIoTやAIの活用が広がり、半導体需要は今後も堅調に伸び続けていくことはほぼ確実な情勢です。そうした中、半導体チップの主要な品種それぞれに、市場と技術開発に大きな存在感を示すダントツ企業がいることは、半導体ユーザーのビジネスに、どのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。日経テクノロジーオンラインのコラム、テクノ大喜利では、特定の分野に圧倒的な力を持った半導体メーカーが存在することの功罪を論じていただきました。