NECと東京大学が、山積する社会問題の解決に向けて、戦略的なパートナーシップに基づく「産学協創」を開始すると発表しました。これまで、産学連携というと、特定のテーマに絞って、大学の先生と企業が個別に技術開発するといったものでした。ところが、今回の「産学協創」は、ちょっと様相が違いそうです。
取り組む社会問題とその解決法を探るためのビジョン作成の段階から技術開発、社会実装まで一貫して協力すること、特定の先生だけではなく理系と文系の区別なくさまざまな学部・研究室が横断的に参加することが明示されています。しかも、企業の社長と大学の総長が、トップダウン的に進めるプロジェクトであることが大きく異なります。まず、AI活用をテーマに着手するようです。企業と大学の新しいつながりがどのような成果を上げるのか、注目したいと思います。
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