技術系だけではなく、さまざまなメディアが人工知能を話題にしています。人工知能に職を奪われる職業は、といった議論で読者は一喜一憂しています。現在の人口知能のブームは、通算3度目のブームです。過去2回のブームは、学会が立ち上がったり、国家プロジェクトが始まったりと大いに盛り上がったのですが、技術的な困難さに突き当たり、結局立ち消えになってしまいました。今回も、同様になるのではと見る向きもあります。
しかし、実際に人工知能を開発している開発者や、報道をしている記者などの様子を見ていると、「今回は何か違うぞ」という感じがしています。突っ込んで知れば知るほど、解決すべき課題の難しさではなく、底の見えない可能性の深さを感じてしまうのです。人工知能の力に懐疑的だった技術者や記者が、どんどん人工知能のエバンジェリストになってしまいます。これは、本物かもしれません。
コメントをお書きください