ルネサス エレクトロニクスが、6月に開催する定時株主総会後に代表取締役を交代する人事を発表ました(リリース)。突然の発表で驚きました。作田久男氏の後任は、日本オラクル社長などを務めた遠藤隆雄氏だそうです。リリースでは、交代の理由について、多く書かれていません。同社は、苛烈なリストラを経て、今期の黒字化を確実なものにしました。作田氏は、勇退という格好ですね。
後任の遠藤氏は、日本IBMやオラクルといった、IT畑を歩んできた方のようで、半導体やルネサス製品の主要市場である自動車とも離れている点が興味をそそります。日本に限らず、半導体業界では、半導体畑以外からトップを招くことが少ない特殊な業界なので、異色感があります。Yahoo!などで遠藤氏について検索すると、「遠藤隆雄 会長 理由」などという検索ワードが現れたりします。世の中も、今回のトップ交代について意外性を感じていることがわかります。どのようにルネサスの舵を取るのか。注目ですね。
コメントをお書きください